2015/06/22 23:07

こんにちはオーダーメイドレザーショップ HUMです!

前回に引き続き、手帳型レザーiPhoneケースの作り方についてご紹介していきます。


前回は裁断して磨くという工程をご説明しましたが、
本日は裁断し磨いた革のパーツに金具を取り付ける所からスタートです。


専用の工具を使い、金具を叩いて固定します。
今回は「2.キャメル」の革に「2.ゴールドB」の金具を使用しました。
真鍮製の金具は空気に触れたり使用していくにつれ、良い意味で色の輝きが鈍くなっていきます。

高級感はもちろん、革と一緒に味(エイジング)を楽しめるのも特徴一つの特徴です。


金具が取り付け終わったら、革のパーツを貼り付けます。
この時、写真の様にローラー等でしっかりと圧着していきます。


菱目打ちというホークのような道具を使って、上から木槌で叩いて革に縫い穴を空けていきます。
名前の通り穴が菱形になっており、ここに糸を通すことで縫い目が斜めになっていきます。

通常ミシンで縫うと表のステッチは糸が右上がりになりますが。
手縫いの場合は表のステッチは左上がりとなります。

縫い目の角度なんてどっちでも良いと思われる方がほとんどかと思いますが、
簡単にミシン縫いか手縫いかを見分ける方法の一つでもあります。



そしていよいよ手縫いです。

手縫いは一本の糸の両端にそれぞれ針をを通し、八の字を描くように一目一目締め上げながら縫っていきます。
人によってスピードは違いますが、手縫いはミシンで縫う時間の10倍以上の時間がかかります。

それでも手縫いを選択する理由はちゃんとあります。←話が長くなるのでまた別の機会に!


全て縫い終わったら、最後に前回少しお話しした「コバ磨き」を行います。
この工程は最終の仕上げでもあるので、手縫いを行うのと変わらない位に色々な道具と時間をかけて、
削っては磨き、削っては磨きを何度も何度も繰り返します。

「コバ磨き」が終わったら、いよいよiPhoneケースを貼り付けるのですが、
貼り付けについてはまた次回に続きます。

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