2015/06/11 17:35



HUMのトラッカーズウォレットのご紹介です。

トラッカーズウォレットhttp://hum.handcrafted.jp/items/1602708
  
オンラインショップの商品説明に記載してある部分は省略させていただき、サンプルで制作したこちらの2色を使ってより細かい仕様についてや特徴部分をメインに触れていきたいと思います。



写真に映っております、ブラックとダークブラウンですが、今回は両方ともボタンをアンティークシルバーの色を使用しています。
トラッカーズウォレットは元々、1960年代に誕生したとってもシンプルでチープなウォレットです。
これを基にデザインしているので、本来のヴィンテージな雰囲気を出すのに今回はこちらの色のボタンを選択しました。

オーダーメイドで制作する際は、【セレクト】ホックの色や形→hhttp://hum.handcrafted.jp/items/1576739
より鏡面のシルバー(ニッケル)やゴールド(真鍮)からもお選びいただけます。
ボタンの色一つでも表情は変わってきますので、ご参考にして頂ければと思います。


こちらのトラッカーズウォレットの厚みですが、フタの部分を入れると23mm程度、フタの被らない部分は19mm程度となっております。
※最初は少し厚めに感じるかもしれませんが、後ろのポケットに入れてお使いいただくうちに、ご自身の体重により革が少しづつ潰れて5mm~8mm程度は厚みが薄くなります。

ウォレットを制作する際、制作者にとっては使用する革の厚みの選択というのも非常に大事な行程なのです。
トラッカーウォレットという名前に負けないように、タフでワイルドな雰囲気も出したかったので、出来るだけ革の厚みを確保しながら、
後ろのポケットに入れても膨らみ過ぎないベストなバランスの厚みにて制作出来たと思います。

持った瞬間に厚いと感じる人はいても、薄いと感じる人は少ない。そんな印象に仕上がっています。



商品説明の欄にも記載してはおりますが、こちらのウォレットはちょっと面白い構造で作られています。
写真では奥から順に、

・千円札
・ICカード
・一万円札
・ICカード

と収納しています。
カード類につきましてはカードポケットに入れるのではなく、各セクションの繋目の部分をカードが数枚入る大きさで縫い合わせてあるので、こちらにカードを束ねて収納していただきます。

ここまでは正直一般的なトラッカーズウォレットとさほど構造には変わりはありません。

なんといってもHUMのトラッカーウォレットで一番注目して頂きたい点は横幅です。
写真の真ん中に収納されている一万円札を見ていただくとわかるのですが、本当にギリギリのサイズで設計しています。

一般的な長財布というとカードが横に2列になっている物が多いかと思います。
主なカードは一枚の横幅が85mm、これが横に2枚並ぶと170mm。
さらに左右と真ん中に5mm程度の縫い代と少し余裕を持たせることで、
カード2枚(170mm)+左縫い代(5mm)+右縫い代(5mm)+真ん中縫い代(5mm)+少しの余裕(5mm)190mm~200mm
となるのです。

せいぜい数センチの差ではあるのですが、後ろのポケットに入れてみると見た目にかなり差が出ます。


写真の角度が斜めになってしまったせいで、せっかくあてた定規のメモリと少しずれてしまいましたが、

写真右:フタ付きロングウォレットBは実寸で193mm
写真左:トラッカーズウォレットは実寸で180mm

わずか13mmの差でもかなり違って見えるのがおわかりでしょうか?


実際にポケットに入れてみました。

写真は股上が深めに作られているデニムですが、ウォレットが4割程度はみ出ており、ベルト部分まで差しかかっています。
もしこれがタイトなパンツやポケットが小さ目のパンツですと半分近くはみ出してしまいます。

でも実際はこれが一般的ですし、町を歩くと長財布を後ろポケットに入れている人は皆こうなっているのですが・・・。
海外でもしこんなにウォレットがはみ出していたら盗賊の恰好の餌食ですよね。
いかに日本が治安が良い国かがわかります。


今度はトラッカーズウォレットを入れてみました。

わかりますでしょうか?

はみ出す部分が3割程度に収まり、見た目のバランスも非常に良いのです。



予め伝えておきますと、一万円札がギリギリ入るサイズにすることで正直一万円札に関しては出し入れしやすいとは言えません。

しかし、よくよく考えてみると一万円札をウォレットにしまうタイミングというのは、さほど頻度が多い訳ではないのです。
お店でのお会計で一万円札を出すことはあっても、お釣りで一万円を貰うことはありませんよね?

千円札、五千円札に関しては横幅に十分な余裕がありますので、お会計時にはもたつくことなく通常通りスマートに行えます。

ウォレットをポケットには入れない、常にカバンに入れておくタイプの人には、

後半全く関係ない話にはなってしまいましたが・・・。

それでも最後まで読んでいただきありがとうございました。

こちらでご紹介させて頂きましたトラッカーズウォレットは
HUMのオンラインショップ→トラッカーズウォレットhttp://hum.handcrafted.jp/items/1602708
よりオーダーメイドで色や形などをお好きにカスタマイズしてご購入頂くことが出来ます。
ご興味お持ちいただけましたら是非ご覧くださいませ。